ドールとタミヤ「セイントドラゴン」 (組立編1)
今日は、RCカーを組み立てます。組み立てに集中するために、着替えとパネル貼りは省略です。
で、作るのはタミヤ「セイントドラゴン4WD(2021)」です。赤色の2WDバージョンは1990年に発売されていますが、青色の4WDバージョンは初キット化です。
「セイントドラゴン」は、月刊コロコロコミックで連載していた「ラジコンボーイ」に登場するRCカーで、ドラゴンシリーズ4作品(超龍、火龍、雷龍、聖龍)の4作品目にあたります。これで、ドラゴンシリーズは全て出そろいました。
この他にも、使うものや購入したものがあるので、それらを紹介します。
プロポはフタバの「3PV」、受信機はフタバの「R314SB-E」、バッテリーはタミヤの「ニカドバッテリー7.2Vレーシングパック1600SP」を使います。
サーボはタミヤのデジタルサーボ「TSU-05」、スピードコントローラーはタミヤの「TEU-105BK」を使います。ちなみに、これらは過去に作った「マイティフロッグ」から外しました。
モーターは「GTチューンモーター」に交換し、フルベアリング化します。フルベアリング化には850ベアリングが4個、1150ベアリングが17個必要です。
あと、ハイトルクサーボセイバーとピニオンギヤ、アルミ強化パーツです。ホイールは白に変えます。
最後に塗料です。ボディは塗装済みなので、これらはドライバー人形を塗装する塗料です。
…と、いつもならこれで終わりですが、今回はまだ買ったものがあります。
こちらです。細かいパーツが多いですが、これらはシャーシを「スコーチャー」化するためのパーツです。スコーチャー化については後ほど。
最後のドラゴンシリーズなので、気合を入れてオプションパーツを大量投入します。
では、組み立てを始めますが、その前に、ラジコンの中身を見てみましょう。
内容品を紹介します。まずは、ボディとシャーシカバーです。どちらもポリカーボネート製で、ボディは塗装&カット済み、カバーはカットする必要があります。
「A」~「C」の小袋と、モーターやギヤ、オイルダンパーのパーツなど色々入っています。
まず、今回の「セイントドラゴン」及び「ファイヤードラゴン」「サンダードラゴン」のドラゴンシリーズはダンパーの数に違いはあるものの、全て「サンダーショット」がベースとなった同一シャーシです。
そして、この「サンダーショット」にオプションパーツを追加した上位版が「スコーチャー」になります。つまり、ドラゴンシリーズはスコーチャーの廉価版という位置付けです。
で、スコーチャーに追加されたオプションパーツは大きく3つあります。
1.「前後にユニバーサルシャフト搭載」
2.「前後にスタビライザー搭載」
3.「前後のアッパーアームがターンバックルシャフト化」です。
ということで、この3つのパーツがこれらです。ドラゴンシリーズにこの3つを追加すれば「スコーチャー」とほぼ同等のシャーシになります。一般販売品もありますが、ほとんどはラジコン専門ショップ、または「カスタマーサービス」から取り寄せる必要があります。
「ユニバーサルシャフト」は、以前作った「ファイヤードラゴン」と「サンダードラゴン」のそれぞれ前輪にオプションとして付けていたものを外しました。ファイヤー&サンダードラゴンは、元のドライブシャフトに戻しています。
「スタビライザー」は、フロントは標準で搭載されているので、これらはリヤスタビライザーのパーツです。スタビライザーの他、5mmのアジャスター、シャフト、スタビライザーエンド、5㎜ピロボール、3㎜イモネジが必要です。
「ターンバックル化されたアッパーアーム」は前後左右に付けるので4本必要です。さらに、スコーチャー用の「G」パーツも必要です。他に、6㎜アジャスター、6㎜ボール、6㎜ボールカラー、3×15ネジ、ワッシャー、ナットが必要です。
これらの組み立て及び取り付け方は、タミヤのHPで見られる「スコーチャー(2020)」のマニュアルを参考にします。
本当は、「スコーチャー」が欲しかったのですが、市場に在庫がなく手に入らなかったので、「セイントドラゴン」をスコーチャー化するという方法を選びました。ドラゴンシリーズもコンプリート出来て一石二鳥だしね。
これらが、今回使う塗料です。プラスチック用とポリカーボネート用の2種類あります。
ボディは塗装済みなので、塗装するのはドライバー人形のみですが、頭がプラスチック、体がシャーシカバーと一体化したポリカーボネートという、かなり塗装が面倒な状態となっています。
まずは、塗装準備をします。頭をカットし、組み立てます。組み立てには「C」の袋のネジ(タッピング3×8mm)も必要ですが、余りがあるので、それを使います。
マスキングをするので、プレペイントクリーナーで内側の油汚れを拭き取ります。
で、外側から体の輪郭をマジックで描き、内側から輪郭に合わせてマスキングをします。
こんな感じです。マジックの輪郭はプレペイントクリーナーで消しました。
塗料を紹介します。ドライバー人形の頭は、サーフェイサー(ピンク)を吹いた後、全体に「イタリアンレッド(TS-8)」をスプレーします。その後、「フラットホワイト(XF-2)」「フラットフレッシュ(XF-15)」「フラットブラック(XF-1)」の順に筆塗りします。
ドライバー人形の体は、カバー全体に「ブラック(PS-5)」をスプレーした後、マスキングを剥がし「ホワイト(PS-1)」をスプレーします。