ドールのTENGAショップ店員さん 最終日「TENGA」
店長!大変です!大勢の男性が店の商品を手当たり次第に使っています!
「こ、これは…まさか…T-ウイルス!?」
ティー…ウイルス?何ですか、それは?
「かつて、私も所属していたTENGAの製薬部門『テンブレラ』…」
「テンブレラは、TENGAを売るため、性欲を持続させる薬の研究を行っていたが、その過程でできた変異体が『TENGA-ウイルス』、すなわち、T-ウイルスだ!」
「T-ウイルスに感染した者は、体内の全細胞が活性化し異常な耐久性を有する一方、知能が低下し、性欲を満たすためだけの行動をとるようになる…」
見たところ全員男性ですけど、女性もT-ウイルスに感染するんですか?
「女性が感染すると、イチモツが生え、男性の体に変化するんだ!」
えぇーっ!?
「TENGAだ!店にあるTENGAを与え、オナニーし続けさせるんだ!」
「性欲が満たされている間は、人を襲うことはない」
分かりました。
「それは、T-ウイルスに感染した者の精液。もし精液が、いや、精子が一匹でも体内に入ると感染するぞ!」
えっ!?
うわぁぁぁぁ…
「落ち着け!大丈夫だ!感染しても、すぐにゾンビ化するわけじゃない!」
「ゾンビ化までには約6時間、いわゆる『性の6時間』と言われる猶予時間がある。この間に『ワクチンポ』を打てば…助かる!」
「こんなこともあろうかと、テンブレラからワクチンポを1本拝借しておいたんだ!」
店長ーっ!
でも店長…このままだと、いずれ店のTENGAが底を付きます。
「確かにマズイな…」
殺るんですか…?
「あぁ、戦いは非常さ。そのくらいのことは考えてある」
「今日はまだ、カップを2個しか使っていないことを思い出してね。1日3個がノルマだから」
今はそんな事、どうでもいいでしょ!
でも、店がめちゃくちゃに…
「これでは、店を続けるのは不可能だな…」
「だが、命があるだけ、良しとしよう。店なら、また作ればいい…」