ドールとテンヨー2023 (実演編3)


最後は、「ラッキーストリングス」お見せします。




準備ができました。最後も、ウッディに協力してもらいます。


今ここに、ひもの付いたくじ引きがあります。


ひもは全部で5本。


そのうち1本には、千円札が取り付けられています。これが、当たりのひもです。


試しに、1本ひもを引いてみましょう。


えいっ!


この短いひもが、ハズレです。


では、ウッディ、今から私と勝負をしましょう。


ウッディには、ひもを引くチャンスを3回与えます。3回以内に当たりを引くことができたらウッディの勝ちです。もちろん、この千円も差し上げます。


さらに、一生「ヒモ男」として、私がウッディの面倒を見ます。


逆に、最後まで当たりが残っていたら私の勝ちで、ウッディには罰ゲームを受けてもらいます。

「罰ゲーム…だと」


勝負しますか?

「よし、やってやるぜ!」


それでは、始めましょう。まずは、どのひもを引きますか?

「うーん…」


「一番左!」

これですね。


では、1本目のひもを引きます。


えいっ!残念、ハズレです。

「チッ!」


2本目はどれにしますか?

「うーん…」


「よし、真ん中だ!」

真ん中ですね。


では、2本目のひもを引きます。


えいっ!残念、ハズレです。

「クソッ!」


これがラストです。確率は2分の1。右か左か?


「どっちだ…」


「よし、右…いや、左だ!」

左ですね。


では、最後3本目のひもを引きます。


えいっ!残念、ハズレです。

「チクショー!」


当たりのひもは、これでした。


ひもを引き抜きます。


私の勝ちです。


ということで、ウッディには罰ゲームを受けてもらいます。

「何てこった…」


では、罰ゲームの準備をしましょう!

「おい、何をしている…」


準備ができました。

「何だ、これは?」


今度は、私がひもを引きます。ただし、私がひもを引くのは2回だけです。

「だから、何の真似だ、これは!」


まずは、1回目。

「勝手に進めるな!」


えいっ!ブチッ!ブチッ!ブチッ!ブチッ!

「ちょっと、待てぇぇぇぇーー!!!」


「一気に4本も抜くんじゃなーーい!」

1回に1本とは言っていませんよ?


では、2回目。

「や、やめろ…」


えいっ!

「グワーッ!」


「ぐ…苦じい…」


「息が…」


(チーン)


ドサッ!


パカッ!


ズボッ!


キュッ!


これが、運命をあやつる!!『ラッキーストリングス』です。






以上で、テンヨー2023年新作マジックの実演を終わります。

―沙織さん、ありがとうございました。


あっ!最後に一言だけ言わせてください。

―何ですか?


ゴソゴソ…


スーッ!


装着。


これが、ハンドールパワーです!


なーんてね。持ち方がおかしい部分もありましたが、今年も何とか全てのマジックを演じることができました。






最後に、商品の補足をしておきましょう。
「サイズサプライズ」ですが、一瞬で見せるマジックです。どのカードが、どの大きさになるか決まっています。A~5カードバージョンの他、キングバージョンも付属しています。


「奇跡のラストピース」ですが、テクニックよりもセリフが重要なマジックです。パズルが2セット分入っているので、製品パッケージがかなり重いです。パズルの1セットは、ある程度完成しており、一から作る必要はありません。


「ミスターデンジャー」ですが、現物を手にしても仕掛けが分かり難く、とても良く考えられています。間にティッシュを挟んだり、剣の代わりに爪楊枝を使って演じることもできます。


「ラッキーストリングス」ですが、準備が少し面倒です。当たりハズレは自由に決められますが、当たりは必ず最後に引く必要があります。付属の鈴の他、お札やカードなど軽いものが付けられます。


以上、テンヨー2023編でした。

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