ドールのTENGAショップ店員さん 最終日「TENGA」


いらっしゃいま…ガシャーーン!!!


な、何!?…あ、あなたは…「えいさく」!?


「えいさく」だけじゃない…何なの、この人たちは…


ちょ、ちょっと、あなた達、何してるんですか!商品を勝手に…


店長!大変です!大勢の男性が店の商品を手当たり次第に使っています!




「こ、これは…まさか…T-ウイルス!?」

ティー…ウイルス?何ですか、それは?


「かつて、私も所属していたTENGAの製薬部門『テンブレラ』…」


「テンブレラは、TENGAを売るため、性欲を持続させる薬の研究を行っていたが、その過程でできた変異体が『TENGA-ウイルス』、すなわち、T-ウイルスだ!」


「T-ウイルスに感染した者は、体内の全細胞が活性化し異常な耐久性を有する一方、知能が低下し、性欲を満たすためだけの行動をとるようになる…」


「いわゆる、活性欲死者…ゾンビだ!」

えーっ!?ゾンビ!?


見たところ全員男性ですけど、女性もT-ウイルスに感染するんですか?


「女性が感染すると、イチモツが生え、男性の体に変化するんだ!」

えぇーっ!?


一体どうすれば…


「TENGAだ!店にあるTENGAを与え、オナニーし続けさせるんだ!」


「性欲が満たされている間は、人を襲うことはない」

分かりました。




ピチャッ!…ん?この液体は…?


ペロッ!

「触るなっ!!!」


「それは、T-ウイルスに感染した者の精液。もし精液が、いや、精子が一匹でも体内に入ると感染するぞ!」

えっ!?


店長…私…精液を口に…


うわぁぁぁぁ…

「落ち着け!大丈夫だ!感染しても、すぐにゾンビ化するわけじゃない!」


「ゾンビ化までには約6時間、いわゆる『性の6時間』と言われる猶予時間がある。この間に『ワクチンポ』を打てば…助かる!」


でも、今ここにワクチンポなんて…


「こんなこともあろうかと、テンブレラからワクチンポを1本拝借しておいたんだ!」

店長ーっ!






「よし、これで大丈夫だ!」

ありがとうございます。


でも店長…このままだと、いずれ店のTENGAが底を付きます。

「確かにマズイな…」


殺るんですか…?

「あぁ、戦いは非常さ。そのくらいのことは考えてある」


分かりました。私も一緒に戦います!






だ、ダメです店長!首を切断したのに死にません!


「首じゃない…イチモツを切断するんだ!」

分かりました!


うりゃーっ!!!スパッ!


や、やった…やりましたよ、店長!


「!?」

どうしたんですか、店長?


店長…?


店長がオナニーを…ま、まさか…感染…


「いや、これはいつもの日課さ!」

何でこんな時に!


「今日はまだ、カップを2個しか使っていないことを思い出してね。1日3個がノルマだから」

今はそんな事、どうでもいいでしょ!






ハァハァ…何とか、全てのゾンビを倒しましたね…

「あぁ…」


でも、店がめちゃくちゃに…

「これでは、店を続けるのは不可能だな…」


「だが、命があるだけ、良しとしよう。店なら、また作ればいい…」


…そうですね。


「生きてさえいれば、何度でもやり直せる…」


「何度でも『たち』上がれる…そう…」


「イチモツの様に…」

『ドールのTENGAショップ店員さん』

- 完 -

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