ドールとタミヤ「フォードブロンコ2021」 (組立編4)


それでは、ここからシャーシの組み立てに入ります。


まず最初は、「A」の袋を使います。


中には、工具やグリス、ギヤなどが入っています。


あと、樹脂やメタルベアリングはボールベアリングに交換します。フルベアリング化には、1150ベアリングが16個、850ベアリング、1260ベアリング、1510ベアリングがそれぞれ2個ずつ必要です。




では、始めます。まずは、ギヤを作るのですが、いきなり大きな選択に迫られます。


使うパーツは同じですが、組み合わせ方によって「標準ギヤ」と「低速ギヤ」の2種類から選んで組み立てる必要があります。低速ギヤは速度が遅くなり、岩場などのロック・クローリング向けになります。


ちなみに、今回使用する「CRチューンモーター」は、まさにロック・クローリング向けのモーターです。


ということで、今回は「低速ギヤ」で組み立てます。


ここで、オプションパーツ「OP-1989 CC-02 A部品(マットクロームメッキ)」の出番です。


これは、ギヤボックスの色違いパーツです。つや消しクロームメッキ処理されており、よりリアルな見た目になります。


これにギヤをセットし、グリスを塗ります。今回のグリスは、白いセラミックグリスです。


ちなみに、ここから何度かナットの接着指示があります。「合成ゴム系接着剤」が推奨されていますが、ナットが抜け落ちなければ何でもよいかと思います。


ギヤケースでフタをします。


ここで、オプションパーツ「OP-1970 CC-02 アルミスパーギヤマウント」の出番です。


スパーギヤに取り付けるプラスチックパーツの代わりに使用します。プラスチックは2本のネジで固定しますが、これは3本のネジで固定するため、駆動効率がアップし、加速・高速性能が向上します。


これをスパーギヤに取り付け…


ギヤボックスにセットし、固定します。


で、スパーギヤカバーでフタをします。接着するパーツもあります。




ここで、CRチューンモーターの出番です。


開封しました。35ターンの高トルクモーターで、ロック・クローリングに最適なモーターです。ただ、最高速度は付属のモーターより遅いです。


初めて使うモーターなので、一応ギヤ比を確認しておきましょう。


推奨ギヤ比は、なんと「32.4~50.6:1」とめちゃくちゃ大きく設定されています。ただし、これは「CR-01」シャーシの場合です。「CC-02」シャーシの推奨ギヤ比は分かりませんが、とりあえず大きなギヤ比で使用するのが良いようです。


ちなみに、「CC-02」シャーシのギヤ比がマニュアルの後ろに載っています。付属のピニオンギヤは16歯(モジュール0.6)で、さらに低速ギヤ比だと「29.28:1」になります。付属のピニオンギヤでも問題なさそうですが…


一応、この表を元にギヤ比を計算すると、このようになります。どうせなら、「32.4:1」以上にしたいですね。「32.4:1」以上になるのは、14歯以下のピニオンギヤです。


ただ、あまり小さいピニオンギヤだと、スパーギヤに届かない可能性があるので、今回は14歯のピニオンギヤを使うことにします。ということで、カワダの14歯(モジュール0.6)の超硬ジュラピニオンを買いました。


マニュアルに載っていない歯数なので不安でしたが、ネットで調べたら、CC-02シャーシに14歯のピニオンギヤを付けている人がいたので、問題はないでしょう。


モーターにピニオンギヤを取り付けます。


ここで、オプションパーツ「OP-1971 CC-02 モーターマウントブリッジスペーサー」の出番です。


これを使うことにより、モーターがしっかりと固定され、駆動効率がアップします。


モーターをギヤボックスに取り付け、フタをして…


モーターギヤボックスの完成です。


説明が長くて、組み立てが進みません。






ここから、「B」の袋を使います。


中には、フレームやクロススパイダーなどが入っています。


で、オプションパーツ「OP-1945 CC-02 ローフリクション6mmボールカラー(18個)」の出番です。


プラスチックパーツの代わりに使いますが、ここで使うのは1個だけです。残りは次の記事で使います。摩擦抵抗を減らし、サスペンションなどの動きを滑らかにするパーツです。


次は、メインシャーシを作っていきます。パーツには穴が3つ並んでおり、どの穴にパーツを付けるかによって、シャーシの長さがS(ショート)、M(ミドル)、L(ロング)に変わります。今回は、ミドルで組み立てます。


両サイドにフレームを付けます。


ここで、オプションパーツ「OP-2002 CC-02 アルミサーボマウント」の出番です。


プラスチックパーツの代わりに使用します。サーボの取り付け剛性がアップするのはもちろん、シャーシの剛性も高めます。


ちなみに、取り付ける向きによって、サーボを「横積み」するか「縦積み(下向き)」するか選べます。「縦積み」するとステアリングの切れ角が大きくなるようですが、パーツが干渉することもあるようなので、今回は「横積み」にします。


これを使ってサブフレームを作り…


フロント部に取り付けます。


ここで、オプションパーツ「OP-2041 CC-02 アルミリヤメンバー」の出番です。


プラスチックパーツの代わりに使用します。アルミサーボマウントと同様に、シャーシの剛性がアップし、ダンパーマウントの強度アップにもなります。


これを使ってサブフレームを作り、リヤ部に取り付けます。


センターにモーターギヤボックスをセットします。付近には注意シールを貼ります。


現在、こんな状態です。モーターにも注意シールを貼りました。




ここで、プロペラシャフトを2個作ります。


こんな感じです。ちなみに、これもオプションパーツにしたかったのですが、CC-02S用(75㎜)とCC-02L用(85㎜)は販売されていますが、CC-02M用がまだ販売されていなかったので、今回はこのまま使います。


プロペラシャフトの片側をギヤボックスに取り付けます。


ここで、オプションパーツ「OP-1944 CC-02 アルミアームピボット(A・B)」の出番です。1台あたり2セット必要です。


プラスチックパーツの代わりに使用します。強度がアップし、ローフリクション6mmボールカラーと組み合わせることで、サスペンションの動きがなめらかになります。


これを取り付けて…


ここまでできました。


こっちが上側です。


タミヤのオプションパーツと言えば「青色」が一般的ですが、今回使用するオプションパーツに「青色」は一切ありません。

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